ハイスペック・バカ

いまさらよつばと!を語る

今更だけどよつばと!は面白いよね。

 実は最初はそんなに好きじゃなかった。
 どうしてだろうと思ったら、大人の視点でよつばの行動を追っていたからだと気がついた。これはよつばを取り巻く(またはよつばに振り回される)大人を見る漫画なのね。
 子どもの無邪気さを可愛がる漫画とか、可愛い女の子の突飛な行動を描く漫画は沢山あるけど、そういう漫画とは違う立ち位置なのがよつばと!の面白さなんだなと。
 そこに気がつくとヤンダの言動がものすごい子ども好きな上に同じ視点で遊んであげられる凄いいい奴だと分かるし、ジャンボや父ちゃんは基本的に子どものやる事を否定から入らない理想的な父親像だと分かるし、それぞれのよつばとの位置関係がしっかりしてる。正直自分は姪に対してでもジャンボのような立ち振るまいは出来てない。別に子ども好きって訳じゃ無いという段階で躓いてるけど。

 お隣の綾瀬一家もキャラの造形がしっかりしてるからただのツッコミ役になってない。親子像なんかしっかりと血の繋がりを感じさせる言動を見せてくれる。
 それぞれのキャラがそれぞれの人格を持った上でよつばと付き合ってる。そして全員よつばの事が好きだ。

 特徴的な決め台詞とか、突飛な外見だとか、そういう事じゃない本当の意味での「キャラを立てる」というものの見本がここにあると思う。

 リアリティだけにこだわると「日常の風景を切り取りました!」とか言って特に漫画としては面白くも何とも無い、描いた人だけが酔ってて楽しんでる漫画が出来上がる。これは村田蓮爾氏が台頭して来た辺りにやたら登場してあっという間に淘汰された作風で、僕は個人的に「村ボーイ(村田蓮爾に憧れる少年の意)」と呼んでいる。かく言う僕もその一人だから自嘲も含めてあえてダサく呼ぶ。
 ちなみにあれは圧倒的な画力と構成力を堪能するためだけに存在する芸風だから、それに耐えられる能力がなければ、ただつまらないだけの漫画と成り果てる。

話がそれたけど、よつばと!はその辺のバランスがしっかりしていて、よつばを筆頭として漫画的言動が多くてキャッチーな楽しさも提供してくれる。だけど過度に漫画的になりすぎないようにオチは控えめに。

幅広い層に受け入れられているらしい本作、その理由はもう本当に「読めばわかるよ」と言う他ない。漫画読みならとっくに読んでいるとは思うけど、食わず嫌いしている人には是非読んでいただきたい。「幼女メインの萌え漫画なんだろ?」という偏見を持った人には特に。
    18:58 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top
Comment







(編集・削除用)


管理者にだけ表示を許可
Trackback
http://vile.blog31.fc2.com/tb.php/837-2e590087
プロフィール

毒蝮ワン大夫(又はヴァイ)

Author:毒蝮ワン大夫(又はヴァイ)
平和とHORIを愛するナイスガイ。
わりと衝動のままに生きるので日記の方向性が定まらなくて困る。

最近の記事
最近のコメント
カテゴリー
月別アーカイブ(タブ)
最近のトラックバック
FC2カウンター
ブログ内検索
リンク
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: