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ハイスペック・バカ

同人誌版ドラえもん最終回

 ドラえもんの同人誌、最終回のやつ読みました。

 これはこれで面白いんじゃないですか、という感想。周りが絶賛するほど私は感動してなかったりする。
 例えるなら仮面ライダー剣の劇場版を、テレビの最終回を見てから見るような感じの、これはこれ、それはそれ、的な感想。

 (註:以後の内容は同人誌版最終回の重要なネタバレを含むのでこれから読むという人は読まない方がいいです)



 そもそもドラえもんの最終回と言えばてんとう虫コミックス6巻と7巻の「さようならドラえもん」「かえってきたドラえもん」という一対の話が完璧なドラえもん最終回であってこれ以上の最終回はないだろという思いがあるのが強い(結果的に続いてしまったがあれは本当に最終回として書かれたものなので)。

 さらに連載の中で作られて行ったのび太の未来がこの作品では見事に全てなかったことにされている。この同人誌版では中学生の段階で秀才として頭角を表すのび太が描かれるが、ガッコー仮面(てんとう虫33巻)などがこの段階で矛盾するし、そのまま科学者(?)となっていくのび太では結婚前夜のアレ(てんとう虫25巻)も発生し得ない。というかドラえもんはしっぽ引っ張って簡単に電源切れたと思うが。
 そもそも22世紀に誕生したとされるドラえもんがのび太の存命中に誕生するという矛盾が発生する。大人になったのび太の隣にはドラえもんはいないのだ。

 もちろんこの話が昔有名になったチェーンメールの嘘最終回話を元にしていることもわかっているし、これを描いた本人もわかった上でやってるとは思うんで目くじら立てる程のことでもないんだけど、だからといって絶賛出来るものでもないなと。

 (以後はオチまでバラすのでご注意下さい)




 漫画的にはよく出来ているなとは思う。チェーンメールでは詳細がないタイムパラドクス的部分を出来杉君に語らせるというのは実に上手いと思うし、絵柄もむしろ本人より上手いかもしれないくらい綺麗に描かれているのだけど(小学生時代ののび太の頭身がでか過ぎるとは思うが)、最後にドラえもんが目覚めて言う「のび太くん宿題は?」という科白が冒頭と繋がらない。
 この科白を最後に喋らせるなら、冒頭部分は「のび太が帰宅したらすでに壊れていた」ではなく、「のび太が帰宅して喋ろうとした瞬間壊れる」の方が適切ではないか。ドラえもんは帰宅してまっさきに宿題やれとは言わないけども(それはママの役目だから)、こうする事で復活第一声が冒頭と繋がってドラえもんだけの空白の時間がよりわかりやすくなったのではないか。そこだけが勿体無いと思った。 

 という訳でドラえもんとか語りはじめると容赦しませんが前後の経緯とか色々と「わかった上で」読む分には面白かったです。
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