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ハイスペック・バカ

おとうさんにも楽しんで欲しいゲーム

 昔は自分が主人公で、自分が勇者で、自分が世界を救うゲームが楽しかった。ゲームなのだから、自分が一番活躍するのが当たり前。誰が好き好んで暗黒武術会の観客席で戸愚炉にエネルギー吸われて死ぬ役をやりたがるのかと(極端すぎ)。
 好きなジャンルはアクションやシューティングなど、わかりやすく自分が活躍するゲーム。ウォーゲーム系はあまり好きじゃ無い。
 そういう嗜好だったのも若い頃の話。反射神経は明らかに衰え、睡眠時間を削る事を恐れ、ゲーム以外の事に時間を取られるようになっている。自分を取り巻く世界も広がり、他者との関係がどんどん複雑に絡まる状態になっていき、価値観も嗜好も変化していくが、意外とその変化に自分が気付いていない事もある。

(思った以上に長くなったので続きはクリックしてください)
 Wiiウェアで復活したロックマン9を購入した。ゲーム自体はとても楽しく、とりあえず死んで覚える昔ながらのアクションを堪能していたが、さすがに初日でクリア出来る程の腕前はない。相変わらずの歯応えにニヤリとしつつ疲れたので「今日はこれくらいで勘弁してやらあ」と捨て台詞を残して終了した。下手すぎる。
 ポイントが残っていたのでどうしようかと思ったのだけど、前からちょっと気になっていた「ファイナルファンタジークリスタルクロニクル小さな王様と約束の国」を購入してみた。
 自分は小さな王様になって、誰も居ない王国に家を立てて住人を呼び、冒険者に探索の指示を出す役だった。ゲーム中主人公である王様は何かあると自分が飛び出すが、周りの家来達に止められて、拗ねる。あくまでやれるのは指示だけ。指示を出した冒険者がどんな冒険をしてきたのかは翌朝提出される報告書から想像するしかない。
 昔だったらこういうゲームは(ゲームの中の王様と同様に)自分が主役になれていないことに不満を持ったかもしれない。しかし、これがとても楽しい。指示を受けた人間が期待通りの動きをしてくれるかどうかを一喜一憂し、自分自身は動かないでいい、そういうゲームがむしろ楽しく思えているのは、ロックマンを一日でクリア出来ないような腕前に衰えている事(いや、もともとゲームは下手だが)と無関係ではないと思う。
 
 このゲーム、見た目の可愛さから子ども向けかと思っていたが、どの要素も大人向けに作られたものではないかと思い始めた。開いている時間にいけるかどうかわからないゲーム屋に足を運ばなくても買えるWiiウェアという特殊な媒体、一日の区切りが非常に短く、その区切り毎にオートでセーブする「最低プレイ時間の短さ」、やろうと思えば何もしなくてもゲームが進行するシステム、そしてあえて主人公を小さな男の子に設定した心憎さ。
 どれもあまりゲームを遊べなくなった大人にこそ嬉しい要素だと思う(もちろんセーブ後に報告書を読むという意地悪な構成のために結果が気になってなかなか終われないのだけど)。
 前述したが、王様が自分で冒険出来なくて拗ねるというシチュエーションは序盤で何度か出て来て、その度に嗜められる。最初は拗ねている王様も、冒険者の「帰る場所を作ってくれる事で頑張れる」というような言葉で自分の立場を理解し、やがて王としての自覚を得て行く(と思う。まだ終わってないけど)。これは少年の成長を描いていると解釈して間違いないのだけど、もう一つ「大人になっちゃった自分が(外見だけ)子どもの頃のように遊ぼうとしている姿」だと考えると、ちょっと深い。大人になるという事は沢山の責任を負って、沢山の大事なものを背負っていくという事で、自分一人のわがままだけで動けるものではなくなっていく。王様の役割がとても「お父さん」であり「お母さん」な位置にある事からも、もしかしたらこれはゲームを遊べなくなった大人へのメッセージが隠されているのかな、と考えてしまった。

 ぐだぐだ書いてしまったが、それくらい快適に、のんびりと遊べる上に意外と時間泥棒な国作りゲームであり、かなりオススメであるよという事である。特にWii Fit目当てで買ったけどあんまり他にゲーム買って無いなーという大人の人に。
 いつまでもバリバリのゲーマーでいたいなと思う反面、衰えた事を自覚して新しい分野に手を出してみるというのもまた良いかなとか思わなくもありません。ここでいうゲーマーはHD画質とかストーリーとかそういう事だけを気にする人種ではない事だけは明記しておきますが。
 もちろん私も大人なのでチャイムさんの衣装とかを大人の財力で買おうと思います。デフォの服装も角度によっては十分エロいと思いますが。
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