ハイスペック・バカ

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(再)幸運の秘密

(サルベージ小咄編。一時期書いてました)
 ●「おしえてくださいよー」
 ▼「ダメですってば!」
 ●「お願いしますよー!」
 ▼「勘弁してくださいってば!」
 ●「なんでナイショにするんですかー!」
 ▼「こればっかりはどうしようもないんですってば!」
 ●「教えて!」
 ▼「だめ!」
 ●「おーしーえーてー」
 ▼「だーめーでーすー」
 ●「どーーーしてもだめですか」
 ▼「どーーーしてもだめです」
 ●「誰にも言わないから、いいでしょ?」
 ▼「誰にも言わなくても、だめなんです」
 ●「ケチ」
 ▼「ケチで結構」
 ●「…ほんとは…」
 ▼「?」
 ●「ほんとは言いたいんじゃないですか?あなたの強運の秘密!競馬に行けば万馬券、パチンコをすれば箱が足りなくて床にぶちまけ、宝くじを買えば一等、合コンに行けば一番美人の隣に座り、王様ゲームでその美人と…!あぁーもう!」
 ▼「そんな事ないです。特にあなたには言いたいとは思わない」
 ●「なんで僕だとダメなんですか!」
 ▼「しまった」
 ●「なんでですか?」
 ▼「なんでもありません」
 ●「なーんーでーでーすーかー?」
 ▼「なんでもありませんってば!」
 ●「他の人には言ってるんだ…」
 ▼「言ってません!」
 ●「あなたの強運の秘密、みんなで使ってるんだ!僕以外の人で!」
 ▼「ちがいますよ!そんなことしてませんよ!」
 ●「じゃあ教えてくれたっていいじゃないですか!」
 ▼「…知ってから後悔してもしりませんよ」
 ●「後悔なんかするわけないじゃないですか!」
 ▼「本当にいいんですね?」
 ●「い、いいですよ!」
 ▼「では…お教えしましょう…。」
 ●「…。」
 ▼「人間の幸福の量は、それぞれ決まっているんです。個人差はありますけど。」
 ●「へえー。」
 ▼「これを消費する事で、何かいいことがあったりとかするわけです。そしてこれは有限なので、いつかそれも終わりが来ます。」
 ●「じゃあ、いきなりドカーンとすげえ幸運が舞い降りた時なんかは…」
 ▼「そこでその人の幸福量が尽きる場合があります。」
 ●「…僕はそんな幸福なことになった記憶がない…。」
 ▼「幸福は、ただ良い事に使われるだけじゃなくて、不幸な出来事や事故があったときにそれを和らげてくれる効果もあります」
 ●「事故?」
 ▼「はたから見てこりゃ死んだだろーって思うような交通事故や転落事故なんかで、生き残る人がたまにいるでしょう。あれは幸福を消費する事で助かっているわけです」
 ●「ああ、なるほど。不幸中の幸いっていうのはそこから来ているのか」
 ▼「そう。いいことがないって言う人も、実は不幸な目にも会わないようになってるはずです。そうやってバランスが取れているんです」
 ●「そういえば僕も子供の頃乗ってたバスが事故を起こして、怪我一つしなかった事があったな」
 ▼「きっとその時に結構な量の幸福を消費しちゃったのかもしれませんね」
 ●「幸福を消費し尽くしちゃった人はどうなるんですか?」
 ▼「何か不幸な出来事があった場合、それを緩和するための幸福がないため、常に最悪の事態が訪れるようになります」
 ●「う、うわああ…」
 ▼「まあ、そうそうなくなるもんでもないみたいですけどね」
 ●「…で、それがあなたの派手な幸運と何か関係があるんですか?」
 ▼「…これです。」
 ●「うわ、ドクロのネックレス?なんか気味悪いな…」
 ▼「これは、人の幸福量を根こそぎ奪い取るネックレスなのです…」
 ●「そ、そんなものが!」
 ▼「そう、私はこれを手に入れて、うっかり使ってしまったために、ある人の幸福を全て奪ってしまったのです…」
 ●「それでここ最近強運が…」
 ▼「そういう事です」
 ●「で、奪われた人はどうなったんですか…?」
 ▼「……もう…この世に…」
 ●「!!」
 ▼「…まあ、そろそろ奪ってしまった幸福も尽きてきたらしいのですけどね」
 ●「わかるんですか」
 ▼「このネックレスの目の色が、どうも蓄積した幸福量と関係しているらしいんです。最近わかったことですが」
 ●「へえー。…紫っぽい色の目って気味悪いですね」
 ▼「最初は青だったんですが、奪ってしまった時に真っ赤になったんですよ」
 ●「うわ気色わるっ」
 ▼「そして今はこのような色」
 ●「だいぶ使ったんですねえ…」
 ▼「だから、そろそろ補充をしたいなーとは思ったこともありますが…さすがに…」
 ●「奪い尽くしてしまうってのは、良心的にはちょっとね…。」
 ▼「自分から奪おうなんて、結果を知ってしまった今ではなかなか出来ないんですけど…」
 ●「そういえばどうやって奪うんですか?鶏の首切って血を飲むとか?」
 ▼「なんでそんな猟奇的な儀式やんなきゃなんないんですか」
 ●「いや、そのどくろのネックレス見てるとそんな事でもしなきゃなんないんじゃないかって気になりますよ」
 ▼「いえ、実際にはとても簡単です。しかし簡単だからこそ、実行するのが難しい。まあ、あなたもここまで聞いてしまった以上、最後まで聞いてもらいますが」
 ●「おお!ついに核心に迫りますね!どうやるんですか!?その、奪い方!」
 ▼「このネックレスの仕組みをですね…」
 ●「うんうん」
 ▼「奪う対象に全て説明すればいいんですよ。」 
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平和とHORIを愛するナイスガイ。
わりと衝動のままに生きるので日記の方向性が定まらなくて困る。

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