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エロゲーだって研究対象です


 エロゲー文化研究概論という本を読みました。

 ゲーム関連を文化だと言い張るようになったのはここ10年くらいの話だと思うのです。さらにエロゲともなれば未だに文化だ、というよりは文化(笑)みたいな感覚にもなりましょう。クラナドは人生、みたいな。
 そうなると困るのは「後世に残りにくい」というところ。企業は真剣に資料を保管している訳でもなく、保管したところで小さな企業は倒産してしまえばその存在すら忘れられる恐れもあり、誰かがある程度の間隔でまとめておかなければ、過去の記憶と経験だけで編纂された、主観だらけの歴史書が散見されてしまうという、まことにリアルな歴史観をなぞる結果になってしまいます。
 さらに困るのは、古いゲーム、特にPCゲームは現代になって再プレイをする事がとんでもなく困難であるという所。国会図書館のようなものがあるわけでもない(エロゲー博物館とかエロゲー史料館みたいなものが作られる事は、まあ春画が芸術とみなされるくらいの年月が必要となるのではないかと)訳で、追体験の難しさは他のメディアとは比べ物になりません。
 そんな中で30年という年月をまとめたこの本は、貴重な一冊となることでしょう。

 歴史を学ぶ時に、対象となる歴史だけを追って行くとそれ以外との繋がりがわからなくなってあんまり意味がなかったりするのですが、周りの事件やメディアの歴史も一緒に追いながら書かれているので非常にためになりますし、エロゲに詳しくない人でも自分の知っているジャンルと合わせて紹介する事で身近に感じられる効果もあると思います。
 タイトルは堅い感じですが文章はそれほど堅くもなく、話の上手な人のエロゲ思い出語りを聞かせてもらっているような、そんな雰囲気で読めます。ちょっと文章の雰囲気が途中で急に変わるのが気になりますが。普通の文章の中で突然フランクに話しかけられるような文章になる所があって、それはおそらく著者の個人的な印象を描くときにわざとやっているのかもしれませんが、統一感がなくなってしまうのが残念というか。

 30年という長い年月を一冊にまとめるという本である都合上、エロゲ百花繚乱の時代のソフトは全てを網羅するわけにもいかず、歴史上重要なものに限ったりしているので、年代限定の歴史をまとめたものや、機種を限定したものなど、少し視点を下げたものがあってもいいなあと思いました。太田出版の超エロゲーはそれに近い本ではありますが。

 久しぶりにエロゲ話が出来たので、過去に自分が書いたエロゲの思い出を語るエントリを復刻してみたいと思います。十年近く前のものですが、ブログ移行前のもので今は読めない状態になっているのと、更新ネタがないので一石二鳥なのです。ぶっちゃけすぎなのです。エロゲだけに。ぶっちゃけとぶっかけをかけてみたのです。

 ちなみに誤植がいくつかあるのも気になったんですが、一番気になったのはあすか120%はFM-Townsが先立ったような気がする所。いや、これも確かな資料に基づいた発言ではないんですけど。






Kindle版とか出てるのね。
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