ハイスペック・バカ

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ガンダムAGE49話「結局九割くらいは描かれてない」

 ついに最終回です。
 全ての謎も、戦争も、何もかもが解決して大団円です。普通の作品なら
 しかし普通の作品ではないこの番組、どういう結末を迎えるでしょうか。おそらく他のどんな作品よりも結末の予想がつかない展開になっているので、最後まで目が離せません。
 ゼハートは散り、戦国バサラ気取りの人がいつの間にか司令になってたのですが、もう追い詰められてしまってイゼルカントのクローンを出撃させました。バイオゾイドみたいなヴェイガンギアという異形のMSに乗って大活躍です。超強い。何でここまで出し惜しみしたのかまったく意味が分からない(言うこと聞かないから使えなかったみたいですが)くらい強いです。さらに追い詰められたバサラ気取り司令はディグマゼノン砲も発射指示を出します。セカンドムーンからのエネルギー供給も、何度も撃つ事を想定していないそうで、何かわかんないけど危険らしいです。

 大変強いヴェイガンギアですが、三人の乗るガンダムで何とか戦っていると、何故かあのシドがヴェイガンギアにくっついてぼくのかんがえたさいきょうのヴェイガンMSになってしまいました。た、たいへんだー。
 EXA-DBを守るという使命はどうしたんでしょうか。最終回に至っても取りに来なくて出番がない事を危惧して出張ってきたんでしょうか。今まで一生懸命体を作り直していたのはわかりますが、ここまで来ても唐突な登場で理由もわからないけど強い奴が蹂躙するという、これぞガンダムAGE!と言わざるを得ない展開に僕の腹筋はもう限界に近い状態です。
 さらにこのヴェイガンギアがラ・グラミスに取り付いてエネルギーが逆流してラ・グラミスは崩壊をはじめてセカンドムーンはよくわかんないけど危機的状況に。このまま撃つと色々大変らしいです。ラ・グラミスを切り離そうとしても暴走しちゃってて不可能に。た、たいへんだー。

 そんな混乱状態の中、フリットは一度ディーヴァに帰ってプラズマダイバーミサイルを取り出して、今がチャンスとばかりにセカンドムーンに発射しようと構えます。クレバーすぎますフリットさん。やろうとしている事が完全に天使の落日の時のヴェイガンと同じという構図なのは面白いですね。結局そこに行き着くんだなー。これで全てが終わるよと思ったのですがキオが爆弾の前に立ちはだかって邪魔をします。しれっと四枚ほどファンネルが攻撃態勢に入ってる所が面白いです。ヴェイガンも人間だ!とか苦しいのはヴェイガンも同じだ!とかそういう感じの人並みな台詞でなだめようとします。ついでにアセムもキオについてしまい、2対1で不利な状況に陥ります。
 そこに急にユリンの幻がやってきて、フリットは脳内で若返って、ユリンがもう許すからやめろと言ったのでフリットは爆弾を撃つのをやめました。ええーそれでいいのー?!何十年もの間恨み続けていたヴェイガンへの思いって本当にユリン殺された恨みだけだったんだね!守れなかった者たちのためとか言ってたけどネ!いや、その後死んじゃった人々がどんどん出てきてまるで走馬灯みたいになってましたが、彼らが口々にフリットの労をねぎらうもんだからこのまま死んじゃうのかと思いましたよ。しかし長い旅だったなとか唐突に言い出してサブタイトルにもなっちゃってましたが日野さんのお気に入りフレーズだったんでしょうか。これ言っといたら全部まとまるんじゃね?みたいな。
 しかしその後にやったのは連邦とヴェイガンに通信で「お前ら戦争やめてセカンドムーン救うぞ」って宣言。その後持ってた爆弾上に向かって発射して爆発させて、その光でみんなが従うようになる(いや、光のおかげではないんですが)んですけど、セカンドムーンの目の前でそれに匹敵する大きさの爆発をさせたって事は、そこ戦闘宙域なのではないかと思うのですが。まあたまたまそこには誰もいなかったんでしょうね!

 キオがあれだけ言い続けても誰も従わなかったのにフリットなら従うのは何でなのかまったく説明がつきませんが、とにかくフリットが主人公で救世主なんだという事にしたかったんだなというのはよくわかりました。
 それにしてもフリットってヴェイガン側の知り合いとか因縁のキャラとかが既に一人もいないんですよね。直接対峙した人ってギーラ・ゾイとデシルくらいのもんで、二期以降に新たに出会う事もなし。だからこそここまでヴェイガン殲滅思想がぶれなかったというのもあるのでしょうが、その分最後のこの心変わりが「結局ユリンかよ!」となってしまったのは残念ですね。三世代編で少しずつ変わっていく形になって行けば良かったのではないかと思います。例えばムーンベースの一件や、ディーンの件などで。

 という訳で何故か全ての人々がフリットのいう事を聞いてラ・グラミスの破壊に精を出します。これを見てキオが「おじいちゃんは救世主になれたんだね!」とか言って感動してました。したのはいいけどつまりこの物語が結局最後までフリットの話で終始したという事でもあるので、三世代にわたった意味があんまりなかったという事を、当の主人公であったはずの人間が言ってしまうのはいかがなものかと。キオがずっと思い続けて戦い続けていたものを、ものの数秒で鞍替えしたフリットに全部持っていかれたわけですからねえ。

 あとはもう話の流れはヴェイガンギアを三人でがんばって倒せば終わり。ここにきてFX用にバズーカをマッドーナさん達が作ってくれましたが、二発くらい撃って捨ててたような気がします。おもちゃに出す訳でもないのに何故このタイミングで。で、こいつ倒して戦闘終了と同時に何かわかんないけど戦争も終結です。ヴェイガンコアに乗った彼にしてみれば、ようやく出撃出来たかと思ったら味方には裏切られるわしばらく放置されるわ思い出したかと思ったらあっさりフルボッコにされるわ(キオとの戦闘中に連邦とヴェイガンの双方から囲まれて撃たれるというひどい扱い)で災難もいい所です。感情の無い戦闘マシーンという設定だからとはいっても愚痴くらい言ってもよかったと思うよ彼は。というか「人が人であるために」エデン計画が行われているのに後継者が感情の無い戦闘マシーンになる予定だったというのはイゼルカント様の最期のギャグですか
 あ、この人最後にキオがコクピットから救い出してました。「少なくとも俺は人殺しをしていないぞ」という事は徹底してました。

 所で話の途中で海賊船に乗り込んだディーヴァクルーは船をジャックして船長が勝手にやらせてもらいますとか言い出してました。えらく感じ悪い描写してた意味はよくわかりませんが、「これからが俺たちの本当の腕の見せ所だぜ!」的にデッキクルーが集結して、ちょっと熱い流れになりかけたんですけど、このタイミングで書いているので予想出来るでしょうが、その後戦争終結まで彼らは一切何もしませんでした。それどころかもうほとんど画面にも登場しませんでした。いやーてっきり破壊されていくラ・グラミスの残骸の中からコアファイターで脱出したキオを救い出すとかそういう流れがあるのかなーと思ったら最後までFXもコアファイター使いませんでしたな
 何もしないと言えば、ウェンディも作中でチンタラ歩いて医務室に寄ったら負傷兵と治療するユノアが居て、彼女に「ぼーっとしてんな」と言われたのにラストではブリッジでぼーっとしてるのはなぜ。戦闘終わってお疲れ様じゃねえよ。あとハロが数十話ぶりに声を出してましたな。

 あとイゼルカント様は最後に「戦争をしたかったわけじゃなかったんだ」とか言い出しました。地球種と火星種で選別しようとか言ってて何を言ってるんでしょうか。さらに最後までキオが息子の生まれ変わりだと言い張りました。反省の色がまったくない上に、キオにテレパシー使って「地球はお前に託そう」とまで言い出して死亡します。お前のものじゃねえよ!

 そして戦争が終結して、シドもいなくなってEXA-DBも使えるようになったので、その技術を利用してマーズレイを治せるようにして、さらに火星のテラフォーミングも可能にして、新天地を得る事に成功し、これで完全な平和が訪れたそうです。それは、戦争終結から37年後、天使の落日から100年が経過した時でした。というこの段落の出来事を全部ナレーションだけで説明して37年すっ飛ばしました。これで100年の闘いとか言うつもりなのか。凄いな。実に1/3戦争やってないし映像もしてない。
 天使の落日から本編開始まで14年。フリット編終了からアセム編開始まで25年。アセム編で卒業まですっ飛ばしたのが1年半。アセム編終了からキオ編開始まで20年くらい。エンディングから終了まで37年。
 映像化も説明もされていない期間が90年以上ある100年戦争。MSVや外伝は作り放題でしょうけど、腑に落ちない何かがあります。

 で、エンディングテーマを普通に流した後に、まさかの銅像エンド。誇らしげにフリットの銅像が建ちました。全ての余韻(なかったけど)を台無しにする、ガンダムAGEらしい素晴らしいエンディングです。なんだガンダム記念館て。お台場か。

 ちなみに最後の(三世代編の)エンディングの映像は、様々な所で、様々な家族が幸せそうに食卓を囲み、壊れてバラバラになったガンダムが漂流するというもので、これは本編後の平和になった世界を表していたのだと解釈しておきます。

 という訳で最終回でした。
 ガンダムAGEらしい素晴らしい最終回だったと思います。よもやここまで突っ込み所しかない展開がくるとは。エンディングが終わってのCパートまでまったく予断を許さない、隅から隅まで楽しめました最終回でした。
 第一話を見た時、ここまで一年間を通して真面目に見続けて感想文もきっちり書き続ける事になるとは思いませんでしたが、何とか最後まで完走する事が出来ました。
 このような、アニメ史に残りつつガンダム史からは抹消されそうな凄い作品を見る事が出来て本当に良かったです。やってみる事は簡単ですが、変わらずに最後まで続ける事は案外難しい事ですから、作っていた人たちもさぞかし大変だったとは思います。
 こんなアニメ、きっともう見られないんだろうなと思うと寂しい気持ちがほんの少しだけあったりなかったり。

 一年間、最後までおつきあい頂いた方がどれくらいいるのかわかりませんが、ありがとうございました。

 アニメ感想文シリーズは、以後はカブトボーグ感想文の続きを書いていこうと思います。本当に感想文書いてない話は未だに見てないので早く見たいんですよ。などと私も最後の余韻をふっ飛ばして締めたいと思います。
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