ハイスペック・バカ

キレの良い短編集をお探しの方に

今月石黒正数先生の作品が二冊出まして、「それでも町は廻っている」三巻は買えたのですがもう一冊がどこにも見あたらず、ようやく発見出来ました。表紙だけ見たらEDENの外伝か何かかと勘違いするというか「それでも町は廻っている」と同じ作者だと誰も気付かないんじゃないかというかそんな感じでした。こりゃ見つからないわけだ。
というわけでPresent for meをご紹介。今回からアマゾンリンクはこっちでやってみる。カーソル合わせると書影が出ます。
やっぱりこの人短編だとキレが増す。台詞回しにセンスを感じる。そしてどれも「あわよくば連載を」という下心をまったく感じない潔さ。

・ススメサイキック少年団
1ページ目の「ある研究を目的とした極秘機関の研究施設が……あったのだがなくなった」という下りが最高。トビラにキャラが五人いるのに二人出てこないとか、ノリツッコミのテンポがすでに完成されているとか現在の作風に繋がるものがすでにできあがっている。超能力に対する問題提起みたいなものがまったくなく、単にネタのためにそうしましたという感じが逆に素敵。

・Present for me
表題作。壊れかけたロボットと少女の物語。あえて少女にコトバを発せさせず、ロボットの台詞だけで進め、落語っぽいオチに至るまでの完成度が非常に高い。解説には地球がもう悲惨な事になった世界ということになっているのだけどその感じがまったくないのだけが残念か。二人に焦点を合わせすぎて世界の悲壮感が画面から伝わらない。でもそれで困ることはまるでなくて読者の想像にゆだねれば良い、と考えればこれはこれで良かったのかもしれない。良作。

・なげなわマン
リストラされた中年男性がなげなわで復讐しようとしたら人の役に立っちゃったのでなげなわで人のために働こうとする漫画。ネタだけで純粋に作られていてオチまでしっかり出来ている。こういうの描かせると本当にうまいと思う。

・カウントダウン
人類滅亡をテーマにしたショートフィルムを高校の映研が作ろうとする作品。まったく同じテーマでほとんど同じオチの作品が藤子先生がすでに作っていたりするが、切り口は違うので問題ないでしょう。こういう「試行錯誤をそのままネタにする」というのはわりとありがちだけど劇中劇のセンスの良さとオチの秀逸さは流石。「やっちまったー!」はホントに色んな意味でやっちゃった感が素敵すぎる。どれもそうだがオチの切れ味の良さが光るなあ。

・バーバラ
ありがちなネタに対するアンチテーゼ的な作品の作り方が多い中でこの作品は直球。ひょんなことから一人暮らしの男の元にやってきた魔法少女がブスだったというそれだけの作品ながらオチが画力による力業となっていてパンチが効いている。うん、実際こういう事も絶対どこかであるよな。

・泰造のヘルメット
ジャガーさんの珍笛みたいなネタ。どれも安全基準満たしてないんじゃないかとかそういう野暮はなしの方向で。実験作みたいな作品だな、これ。

・ヒーロー
悪の組織がなくなったらヒーローはどうなるんだろう、というネタはわりと色んな人が考えて描いていたりすると思うのだけど、そういうネタ。怪人側から描いた傑作「ぽちょむきん」とかアガルタの作者が昔同人誌で「引退した宇宙刑事」というのを描いたりとか新鮮味はもうないけど、これがデビュー作という辺りがこの作者の特異性を表していると思う。おとぎ話の「めでたしめでたしのその後」的な話は(星新一も桃太郎のその後の話を書いた事があったな)、終わってしまった状態からどう転がすかで個性が出ると思うのだけど、一番無難な所に落ち着いちゃったかなーという気もする。



キレの良い短編をご所望の方は是非読んでいただきたい。気に入ったら「それでも町は廻っている」も是非読んでいただきたい。一巻の方向性が微妙に定まっていない部分の面白さは見物です。
    20:11 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top

夏風邪は馬鹿が引くとは言いますが

風邪が治りません。

のどは大分よくなったんですが鼻が。
最初はとても水っぽい感じでちょっと寒くなるとロマンティックなみに止まらない状態が続き、ある意味恥ずかしい穴からどめどなくあふれ出す状態ともいえますが別にエロくもなんともありません。鼻から出てくると血でも水でも格好悪いのはなんか差別だと思うので差別嫌いな人はこれもなんか主張すると良いと思います。
ついでに脳内の中央部に鉛を詰め込まれたような感覚で非常に重く、一人だけ動きがのろくてコマ数が1.5倍くらい増えてました。

最近はどうかというと水っぽさはかなりなくなった分粘度が増し、しかも私が一生懸命全砲門開いて一斉射撃しているのにもかかわらず体内副指令官が勝手に次弾装填してしまうためにあっという間にコンバットローディング状態。リボルバーの六発分一度にがちゃんと詰め込まれる感じでたまりません。

なかなか難儀な状態ではありますが、まあこんだけ冷静にどうでもいい描写が出来る辺り大丈夫なんじゃないかとは思いますが逆になんだか心配されそうな気もしてきました。

「大丈夫ですか(頭が)」とかそういうコトバは不要でございます。
    19:03 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top

謙信公を見に行こう

 上越市で行われた謙信公祭に行って来ました。もちろんガクト様を見るためでございます。こういう依頼に応えてくれるガクトが好きだ。
 当日の朝、軽く風邪をひいてしまい、行くかどうか悩んだのですが前日にくらべればかなり症状も軽くなっていたので大丈夫だろう、と出発しました。

 もともと通常よりも多い人手が予想されることや、会場付近がほとんど通行禁止になることなどの情報を得ており、早めに上越市に着いておいて同行者の実家で作戦を練ってから改めて会場入り。途中であきらかにこの時期にあわない黒い服とかゴスロリな服を着た女性が歩いており、どうみてもガクト目当てです。多分ジャスコ辺りから歩いてきてるんじゃないでしょうか。20分くらいかかる距離ですが、愛って耐える事なんだなって思いました。

 会場(一部道路を封鎖してあった)に着くと、開始二時間前だというのにすごい人出。駅伝でもあるのかと思うほどに。そしてさすがに夏なので結構な陽射しと暑さ。とどめに二時間何もすることがないという暇っぷり。事前に持っていったペットボトルのお茶はなまぬるくなっており、ないよりはマシといったレベルで、照りつける陽射しで足が熱くて日陰を探し、そして特にすることもなくただボーっと突っ立ってるだけというなんだこの罰ゲームは。これでガクトが都合により不参加とかになったら暴動が起きかねない。途中で隣にいた中学生が携帯で連絡を取り合っていて、「今●●でガクト着替えてるって!」とか実況してたのでちゃんと準備してるのはわかってたのですがお前ら何者だ中学生。忍びか。各所に配置されてたのか。自転車が凄く邪魔だったけど面白かったので許す。
 そういや途中で何故か護送車が走ってたのですが、たぶんガクト載せてたんじゃないかと思うのです。ちらりとサングラスかけてふんぞり返って座ってた人が見えたので。

 地獄の二時間が過ぎ去り、ようやく行列開始。東映から借りてるとかでちゃんとした甲冑を身に纏い、500人のお侍様が歩いて来ます。交差点で勝ちどきを上げたりするグループがあったり、子供たちで構成されたグループがあったり、女性だけで構成されたグループがあったりとなかなかバラエティに富んでおりました。
 しばらくするとガクト様御登場です。マイク使って寸劇やったりしたのですがガクトの声以外に黄色い声援拾い過ぎ。白馬に乗った謙信公がやってきました。器用に馬を操ってぐるぐる回ったりファンサービスも忘れません。声援の大きかった所を重点的に回っていた辺りは素敵でした。

 場内アナウンスで混乱を防ぐために行列を追わないで下さい、と何度も言ってたのですが当然そんな事を聞くやつはおらず、最後の交差点では米騒動かコミケ三日目かと思う程の人の流れに大笑い。私はもう体力使い果たしていたので走る気にもなりませんでしたが。

 とりあえず、どっちかというとガクト見るというよりガクトを見に来た人を見るのが目的だったので十分堪能しました。デジカメでガクト撮影は出来たのですが三倍ズームしかない私のカメラでは顔の判別が出来ないレベルで、顔のアップなんて無理でしたし、昨今肖像権がどうのと煩いので写真のアップはしないでおきます。こういう時はやはりカメラ本体の横幅より長いレンズを持った一眼の方がいいんだろうなー。高いし重いから買わないけど。

 十分堪能して、同行者の実家に泊めて頂いて帰ったのですが、炎天下の中で立ち続けたりしたのが相当消耗していたらしく、風邪がちょっと悪化してしまいました。相当疲れていたんだな、と思ったのは途中でシャワー浴びてからTシャツを後ろ前にしていたことに気付くまで三時間程かかった時でした。
    20:23 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top

ポエム

かなしい ことが あると

ひらく 恨み 手帳

このうらみ はらさで おくべきか

エロイム エッサイム


なんらかの唄を思い出したとしても無関係でございます。あと別に今嫌な事があったとかそういうわけでもなく。でも慰めとか応援のメッセージはいつでも受付中だヨ!(あまりに書込みがないのでプロフィールのところのweb拍手は撤去しましたが)
    19:26 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top

ヤング感ゼロ

最近干し梅にはまってます。若者感ゼロだなと今思いました。
もともと梅干しは好きなんですが、ちょっと前に中国の物産展で試食した種無し干し梅がうまかったせいで急に好きに。その時は高くて買わなかったんですが、その後コンビニで結構売っている事がわかり、毎日のように食ってました。

でもなんか干し梅とかは酸性が強くて食い過ぎると歯を溶かす恐れがあるとかいわれてからちょっと自粛気味だったり。ちょっと前まで半年かけて通って終わらせたばかりだというのにまた通いたくありません。

コンビニだとやたら沢山の種類があるんですが、モノによっては種と一緒に果肉の大半を失ったやつとかがあって困りますな。今はカンロのやつが程よい甘さと適度な果肉の食感で一番うまいと思います。
    20:15 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top

KOKIAライブにいってきた

 中越沖地震で被災した方の中で、歌に元気づけられたとKOKIAにメールを送った方がいたそうです。
そのメールを読んで、自分に何か出来ることはないだろうか、と考え、そして一曲作り上げてそれを送り、今では地元のFM局で流れているそうです。

 人を元気づける曲には二種類あって、「とにかく元気な曲で一緒に騒いでいるうちになんか元気になっちゃう曲」と、もう一つ「余計な力を抜いてリラックスすることで元気を取り戻す曲」というのがあると思います。KOKIAの曲は主に後者のものが多く、特に「がんばれがんばれ!」と無責任にはしゃぎたてるのではなく、がんばらなくたっていいんだよ、大丈夫だよと語りかけてくれる、そんな歌詞に特長があると思っています。私がKOKIAの曲が好きな理由の一つです。

 そんなKOKIAが、19日、24時間テレビのイベントで長岡に来てくれました。もちろん行きましたとも。こんな機会でもなけりゃ生でKOKIA見られる事なんかありませんもの。
 時間ギリギリでなんとか到着し、日が傾き始めた頃にKOKIA登場です。
 まずは冒頭で紹介した歌、「私にできること」を歌い、いったん放送は終了してからミニライブが開始。
 「私にできること」をもう一回、そして
 「"La'cryma"(なみだ)」というもう一つの新曲を。「私にできること」と対になる曲になっていて、「私に~」は昼間に聞いて、「ラクリマ」は夕暮れ時に聞いて欲しい曲と言っておりました。ちょうど夕暮れ時だったのでそういうイメージが染みついてしまったかもしれません。この二曲をチャリティーCDとして出したいなーと言ってたので、もしかしたらCD出るかもしれませんので、今日聞けなかった人はそれを待つと良いでしょう。
 次に「ありがとう」なける2ちゃんねるとかで使われていて(アンダーグラウンドでと言ってたのはちょっと笑ったが)と言ってて、そういうのやっぱ知ってたんだなーと思ったと同時に、飼っていた犬が死んだときに作った曲だともおっしゃっていて、そう考えて聞くととても納得というか。
 続いて「Remember the kiss」の時は一部をみんなで合唱。客層、土地柄、人数を考えると十分声出てたんじゃないでしょうか。というか声出すまで延々歌わせていたのですが。
 最後は「The Power of Smile」を前に出て歌ってくれました。CMで使われた曲なのでそれなりに知っていた人もいたようです。

 カメラ持ってったんですけどアナウンサーの人が撮影はご遠慮くださいと何度も念を押していたので諦めました。まあ普通駄目だと思うけども。
 終わってから私はすぐ帰っちゃったんですが、物販スペースがあって、ライブDVDとか楽譜とか売ってて、そこで買った人にサインしてたらしいです。知ってりゃ買ったのに!くそう!

 そんな訳で初めての生KOKIA、最初はちょっと行くか悩んだんですが、行ってよかったです。もっと沢山聞きたかったですが、とても良い時間を過ごせました。幸いライブの頃には気温も大分下がり、風もあったのでそれほどきつくもなかったですし。
 これを機会に新潟でもっとKOKIAを聞きたいという人が増えたらいいなあ。個人的にはtrip tripというアルバムが最高です。買え。
    21:49 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top

王子様レベルX

 なんか最近王子様ブームじゃないですか。もう終わりっぽいですけどハンカチ王子とかハニカミ王子とかそういう奴。とりあえずそれっぽい美男子見つけたら王子ってことにしとけという。やはり王子様は永遠の女性の憧れなんでしょうか。
 そんな中、太田出版から「王子辞典」という本が発売されておりました。
 表紙が要潤とはまた微妙な所突いてきました。逆にこの段階で便乗本的なものとはちょっと違うんじゃないか、というオーラが醸し出されています。
 本を開くとカラーページに要潤、田中圭、小栗旬への写真付きインタビューがありますがこの辺はファンが読めば良いと思いますので飛ばすとして、次に来るのが中川翔子の語る理想の王子様ただし二次元限定、という素敵インタビュー。最初から最後まで取り留めなくゲームやアニメの王子様的キャラを語り続けますが聞き手がしょこたんの妄想トークにまったく負けていないでついてきているのが凄いと思います。乙女の妄想トークを聞き流さずに「あれはこうですよね!」的リアクションを取れるというのはちゃんと好きじゃないとムリでしょう。恐るべし。

 ここからモノクロページになりますが、まずは様々な王子様レビューとして1ページあたり二人の王子様をご紹介。モナコ公国王子などの本物の王子様からVシネの帝王竹内力まで網羅というなんだかよくわからない構成になっており、ついでに仮面ライダーとテニプリ関係者がやたら多いのは編集者の趣味でしょうか。そういや要潤のプロフィールには何故か仮面ライダーは黙殺されておりました。公式サイトではちゃんと書かれているので黒歴史というわけではなさそうですが、葛山さんまでライダー出身(いやJunonボーイ出身だが)と書かれているのに要潤だけ何故。どうでもいいが。あと元日ハム選手の新庄選手も載ってるんですが彼は「記録に残る選手」ではなく記憶に残る選手じゃなかったかしら。編集者の偏りっぷりが垣間見えた気がします。
 現実の王子様だけでなくちゃんと漫画の王子様も網羅しておりますが何故かエマから二人エントリー。最近の漫画はあまり王子様っぽいのは出てこないのでしょうか。少女漫画読まないのでわかりませんが。

 次に来るのは日本における本物の王子様、竹田恒泰さんの王子様的ファッション談義。王子の服装とは真の普通(TPOに応じてマナーを理解し、守る)というのはさすが本物だなと思いました。ある意味正論過ぎてつまらないとも言えますが、こういう所をきちんと持ってくるところが偉いですね。売るだけならどう考えてもこのコーナーいらないですし。

 そしてある意味最大の見所、ハリセンボンと森三中(大島は既婚者なので欠席)による妄想王子座談会。これは愉快。本物だ。そしてツッコミが容赦なさすぎ。「日常を見たくないから週末婚がいい」とか気合い入ってます。それにしても写真をわざわざ自分なりのセクシーショットにしてるのは何の冗談かと思いました。

 最後の方には西洋服装史なんて一瞬何の本か忘れそうなコーナーや、王子様分類図というありがち企画、王子様に釣り合うための(?)プリンセス講座など、とにかく愛に溢れまくった本です。

 もちろん私自身は王子様に興味があるわけでもなんでもなく、友達が買ってきた本を読ませてもらっただけなのですが、非常に楽しい本なので是非一度読んでみていただきたい一冊です。
    20:14 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top

コトバの重さ

 友達との馬鹿な会話は和やかな雰囲気とは裏腹にとても熾烈な戦いの場だった。
 相手の話を聴きながら、脳内でどんどん関連するキーワードを検索し、次の間に入れるべき言葉や話題を探る。会話の中では面白さもさることながら重要なのは間。流れを遮るようにしゃべってはせっかくのテンションが急落するしネタ単体への期待が無駄に上がって失敗しやすい。どんなに面白い内容だったとしても会話の流れが違う方向に進んでしまえばもう価値はなくなりお蔵入りせざるを得ない。
 間をつかんで無事に自分の流れに持ち込んだとしても、相手のリアクション次第では次の瞬間全ての流れを持っていかれる事もありうる。自分の話をしている間にも次の手を脳内で検索し、相手のリアクションを利用したり、畳み掛けるようにずっと俺のターンを持続させたりするために作戦を練る。お互いに複雑なじゃんけんの手を同時に複数考えて最良の一手を探す。
 自分が発する言葉以外に何もない状態で、そこにいる全ての人に同時に同じ印象を与えられるようにしなければ、場の空気に格差が生じてしまう。言葉選びは慎重にしなければならない。

 戦いとはいえ目的は相手を打ち負かしたり論破することではなく、全員が楽しい時間を過ごせるようにすること。その全員にはもちろん自分も含まれる。矢継早に繰り出される言葉たちが、いつしか綿密な連携を持って一つの形を作り上げた時、場の空気は最高潮に盛り上がる。

 楽しい言葉遊びは、今でいう脳トレのようであり、最近話し相手のめっきり減った私が錆ついてきたのは仕方のないことかもしれない。

 なにやら引退宣言みたいな流れになってきてしまいましたが今日書きたいのはそういうことじゃなく、そんな「言葉」「会話」を主軸にしたweb漫画を紹介したかったのです。
 タイトルはオーシャンまなぶ。口げんかするとそのダメージが直接肉体に及ぶという世界で繰り広げられるバトル漫画です。絵はかなり、その、アグレッシブですが、まさかハンター×ハンターばりの頭脳バトルが繰り広げられるとは思いませんでした。解説になると突然絵を描くのを放棄する辺りも一緒です。ただの口げんかのテクニックに名前をつけ、二重三重に罠を張り、緊迫感ある戦闘が楽しめます。これは面白い。web漫画は画力よりもこういったセンスのものを読めるのが良いですね。本屋だとどうしてもスルーしちゃうってのもありますが。
    19:13 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top

ちょっと両極端な二冊

取り上げそこねた漫画二冊ご紹介。そういやコロコロ復刻版をまだ書いてませんでしたな。完璧に忘れてましたがとりあえず今日は普通の単行本です。しかしなんで最近は単行本の事をコミックと称するのでしょうかね。コミックスだろコミックス。なんで単数形なんだよ。裏表紙にもジャンプコミックスってちゃんと書いてあるじゃねえか。風潮ですと言われたらそれまでですけども。

・日常
表紙イラスト、一見すると普通の授業風景なのですが、何故かそこに鹿が。
つまりそういう漫画だということです。

タイトルと相反するちっとも日常的じゃないキャラクターたち。誰がどうみてもロボットだけど一応秘密ってことでクラスメイトが気を遣っている女子とか、漫画に出てきそうな(漫画だが)お金持ちっぽいキャラそのままの男子とか。登場人物でまともな人はほとんどおらず、知らないで読みすすめるとえらい目にあいます。いや、そういうギャップを楽しむ作品なのですが。
わりと好きな空気なのですが(「それでも町は回っている」に近いものがあります)、ギャグの間を取り過ぎてる所や、ト書きの文字に頼り過ぎている所など、あまり好みでない事が多く、ちょっと残念でした。ギャグの後にかなり間をおいて突っ込みが入る事が多いのですが、その間のコマに必然性がなさすぎてただ間延びしているように感じます。たぶん自分とは笑いのテンポが違うだけなんだろうけども。リアクションとかをわざと同じにして繰り返したりするのもテンポの悪さと相まってくどく感じました。
あとはわざと崩した絵で進める事があるのですが、もうちょっと丁寧に下手な絵を描くべきではないかなーと。

酷評しといてなんですが、これはこれで好きな人にはたまらない世界だと思いますので一度ちらっと読んでみて欲しいですね。保証は致しかねますが。


・ドスペラード
 あのガンダムさんで一躍有名になり、忘れた頃に大魔法峠がアニメ化された大和田秀樹先生の漫画。
 開始三コマで「やくそうが安いよ!」とか「武器はそうびしないといけない」というRPGにおけるよくあるお約束を入れる事で、ああここはそういうファンタジーな世界なんだ、とあっという間に納得させてしまう辺り、饒舌にト書きで解説するよりよほど上品で好きです。わからない人にはまったくわからない科白ではありますが、掲載誌を考えてこれで大丈夫と判断したと思われます。
 魔法の世界のギルドを極道の世界にしてしまい、その抗争を描くという切り口でストーリーは進みます。
 以後ネタバレを含む内容になりますので御注意下さい。


 仁義なき戦いの中、帰って来た男エイジは謎の魔法を使う男。表紙の男がエイジなのですが、なぜかメイド服を着ています。これは表紙のための罠などではなく、本編でもちゃんと着用しているのです。基本的に高倉健などをイメージした仁侠の男で、初登場時はちゃんとそれっぽい和服を着ているのですが、何故メイド服を着なければならないのか、ここが前半の山場です。最初書こうかと思ったんですけどせっかくなので本編読んでいただきたい。

 その後お約束の主人公エイジの強化イベントにおいて、聖地バッキアに赴きます。ここが魔法使い発祥の地なのです。何故ここなのかは読めば納得です。精神と時の部屋のような所に監禁されて過去の恥ずかしい思い出と対峙させられ、スーパーサイヤ人的パワーアップをとげ、すごい童貞がすごくなって童貞達の先導者として君臨するのですが、ここで展開される萌えの定義も素晴らしい。

 前半は謎の魔法使いエイジの秘密に迫る感じでファンタジーっぽさをかろうじてキープしているのですが、後半の魔法使いそのものの謎に迫る怒濤の展開はすさまじく、無理矢理カテゴリ分けするならばオタクカムアウト系漫画の超変化球にして危険球版といった感じでしょうか。つうかなんかもうそういうのとは一線を画すどころか小学生の走り高跳びの会場に棒高跳びで乱入してどこまで飛んでいく気だお前!と全力で突っ込みたくなるような、そんな漫画です。
 それでいて作中にあらわれるオタク像や、萌え談義などは大変愛のある描き方がされています。見下ろすような視点でもなく、逆に卑屈になりすぎたりよくわからない擁護が入ったりすることもなく、適度な距離感で描かれており、うまくギャグとして昇華されています。

 この作品は全編に渡って様々なパロディやお約束がちりばめられており、漫画やゲームを有る程度知っている人がより楽しめる構造で、最初から読むターゲットを絞り込んでいるのがわかります(それゆえ雑誌での人気がふるわなかった可能性もあるのですが)。特に最終話における「打ち切り漫画によくある光景」の展開は、ここで打ち切り!とわかった上で読むと面白さが倍増します。どう考えても回収できそうに無い伏線展開、新たな敵の登場、まるで本当に描いている最中に突如打ち切りが決定して慌てて描き足したようなラストなど、もうこれでもかというほど詰め込んであります。打ち切りそのものは残念ですが、それを逆手にとって全力で打ち切りネタをやってのけた所は賞賛すべきだと思います。まあ長続きして面白くなる漫画でもないだろうし。

 読むひとを選ぶっぷりは「日常」の比ではないのですが、頭の悪いギャグ漫画(褒め言葉)が好きな人にはおすすめしたいところです。どうも単行本の売り上げによっては第二部が始まるという噂もありますので買って下さい。
    20:09 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top

かき入れ時

あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
『おれは友達の喫茶店で茶を飲もうと
思ったらいつのまにか皿を洗っていた』
な…何を言ってるのかわからねーと思うが
おれも何をされたのかわからなかった…
頭がどうにかなりそうだった…
休日だとか満席だとか
そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
(ずれるの明白なのでAA略)

いや、ほんとに店が混雑してて入った瞬間バックに呼ばれて手伝わされました。
普段からたまり場に近い状態で、閉店時間になると皿洗ったり掃除手伝ったりはしてるのですが。
しかし涼みに行ったのにエアコンの効かない調理場にずっといるはめになるとは思いませんでした。

↓以下は拍手コメントレス。
    19:05 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top

夏の避暑地

 八月に入ってからまったく日記書いてなかったのには特に理由はなく、まあなんというか間が悪かったというか忙しかったからとかガチャフォースに夢中だったとか適当に書いておきますが、ともあれ夏休みということにします。

 夏休みだったのでワタクシ避暑地に行って参りましたの。
 ええ、漫画喫茶に。

 涼しくてドリンク飲み放題で漫画読み放題。まるでスネちゃまの別荘みたいじゃありませんか。それがこんな近場で味わえるだなんて良い時代になったものです。日中の暑さに耐えられずにほとんど漫画喫茶で時間を過ごしておりましたわ。おかげで今から買うにはちょっと巻数的にきびしいものを次々と読破できましたわ。ブリーチとか。史上最強の弟子ケンイチとか。プラモ甲子園とか。焼きたて!じゃパン(最終巻のみ)とか。

 五時間パックとか使って本気で漫画を読む事だけに集中していたんですけど全然苦痛でもなんでもないです。冷静に考えたら五時間てものすごい時間な気がするんですが本読んでればあっという間ですね。むしろもっといたかった位に。もうここんちの子になる~とか言い出したくなるくらいに。
 ついた席のPCの「マイダウンロード」ってフォルダには前の人が落としまくったエロ動画が満載でしたけどサクっと削除するくらい(自分が落としたと思われたらヤだし)漫画だけ読んでました。つうかよくこんな所でエロ動画見られますね。漫画読め漫画。

 普段はほとんど行けないのですがたまに行くと楽しいです。とりあえず今は読みたいものが思いつかなくなっちゃったのでまたある程度たまったら行って思う様読みまくろうと思ってます。
    22:05 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top
プロフィール

毒蝮ワン大夫(又はヴァイ)

Author:毒蝮ワン大夫(又はヴァイ)
平和とHORIを愛するナイスガイ。
わりと衝動のままに生きるので日記の方向性が定まらなくて困る。

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